index top 地位の構成
無断転載禁止。Reproduction Prohibited.
注:ここに記載された内容は、空亡著である小説『欲望の守護神』のための設定資料です。
すべてはフィクションであり、実在の個人・団体等にはいっさい関係ありません。
宰神司
 社交の専門家、および斎司の相談役(顧問)として地位が公表されている。ご隠居、などと揶揄されることもある。
 実質は、榊茂の支援要員。つねに行動をともにし、その使命における雑用を成す。ただし、他の神官とおなじく神や媒介者と直接かかわることは厳禁。また、仕事上での知見を、知識として吹聴することも禁止(自身の意見として、定説に加えることは可)。
 任務の性質上、男女とも1名以上の着任を必須とする(性差での行動制限をなくすため。例:更衣室・トイレ)。とくに行の厳しさから上位の女性は欠けやすく、優遇される傾向がある。
 3名とされるのは、権力や負担を分担し、かつ多数決によって合否を決定するため。
 榊茂の選抜対象となる。
 公の儀式・祭事・祭典には、出演しない(閲覧のため出席することはある)。行う儀式としては非公開の『榊茂の選考会』および『榊茂・宰神司の神葬祭』のみ。
 業務内容が著しく異なるため、また公の儀式に出演できなくなるため、(神官の名目に反しながらも)宰神司には成りたがらない者も多い。
 権限
 榊茂につぐ権力を有す。日蛇(本宮・本社)が審議により決定したことを、2名の意見において覆すことができる。ただし、組織的混乱を避けるため、(榊茂と同様に)よほどの非常時をのぞいて教団運営には口を挟まず、を暗黙の了解とする。世間的に『もはや運営に関わらぬ隠居の身』とされるのはそのため。

 責任
 じかに榊茂を支える身として、つぐ責任を有す。スムーズかつ迅速な支援のため、どのような怠慢(体調不良や精神薄弱ふくむ)も許されない。榊茂の手足の先として、あらゆる障害からその身を守ることを、己が命より優先させる使命をもつ。また、現実(世間)と神(超越者)とのギャップを埋める存在として、ときに違法へと手を染める覚悟、それを上手く誤魔化す才能が必要とされる。

 支援要員
 直属とよばれる専用の正神修が複数体勢で付く。

地位の構成