注：ここに記載された内容は、空亡著である小説『欲望の守護神』のための設定資料です。
すべてはフィクションであり、実在の個人・団体等にはいっさい関係ありません。

『榊茂』
（役職名であり襲名制＞
神の木を茂らせるの意）
　二つの顔をもつ神の従者
　宗教組織『日蛇』の総支配者

本名◯春日馨／カスガカオル（私生児のため、母方姓）
性別◯男。
身長・体重◯身長174センチ、体重61キロ前後。
容姿◯優男で根が明るいひょうきん者という顔と、美女をなんなく装えるだけの容姿を、器用にも自らの意思で使い分ける（母方の隔世遺伝）。髪、瞳ともに色素が薄く、ヘーゼルカラー（父方の隔世遺伝）。肌の色素も薄く、基本色白。髪の長さは肩にかかるほどで、髪型はころころ変える。
　彼の二つの人格は、（1巻３話以降）ロイヤルに『茂（優男顔）』『榊（女顔）』と呼び分けられることになる。また、この個性は生来であり、事情を知る教団関係者の間ではすでに、『春日・馨氏、あるいは氏の春日・馨（優男顔）』『春日・馨姫、あるいは姫の春日・馨（女顔）』との呼び分けが定着している。これはかつて祭の舞台で、一の舞姫と一の舞手を同時に務めた名残でもある。
　やわらかく清艶な印象の、やや癖のあるホワイトフローラルといった体臭を、母親から遺伝により受け継ぐ（彼女より少し清涼感が増した香り。それについての本人の自覚は、5巻４話（通算21話）以降予定）。その体臭も、普段はほとんど無いに等しいが、極度の緊張（怪我、命の危険、武道の試合など）に晒されると、冷や汗的に発動する。＞体臭の由来　SECRET.　6巻3話（通算24話）公開予定。
誕生日◯1986年6月10日（時の記念日）。双子座。誕生石：パール。
血液型◯AB型。
血筋および家族◯財閥の血を引いた祖母の、相手が不明とされる子である薙を、母にもつ。私生児であるが、父親は田桜真人、腹違いの兄に田桜一樹。
特技◯神楽舞に長ける。男舞のみならず女舞も同等に舞える。
　体の各種サイズなら、見ただけでおおむね当てることができる。成人であれば、ひとたび計れば、まず間違わない。
食物◯料理は割と得意。食事を行として育ったことから、食べ物の好き嫌いは無し。
他生物への対応◯昆虫、動物、ともに大好き。
腕時計◯どちらかといえばアナログ派。女性からよく貰う。またそれを正しく覚えていて、間違えたりはしない。
車◯車のみならず、さまざまな乗り物の運転免許を所持。
　所有車はレクサスのLS460、色はプレミアムシルバー、内装はライトグレー＋グレー。ロイヤルたちを乗せるときのためにと、当時にして乗り心地を最優先した選択。
酒への強度◯榊は蟒蛇、茂はへべれけ、という謎の二面性。茂にて泥酔中に、榊になる必要が生ずるとアルコールは中和できるらしいが、ひどい頭痛に見舞われる。
一人称◯榊「私」
　　　◯茂「オレ」

＞立場および役目
　（2008年当時）22歳という異例の若さで、欲望を狩る神（現在はマリ）を御尊神とする宗教団体『日蛇』の、最高神官たる名『榊茂』を襲名する。役目としては、崇める権利を得るために神の役にたつこと（詳しくは日蛇神社設定資料＞『榊茂』の項を参照）。マリとロイヤルにとっては御用聞きに近い。マリを着飾らせることについては、異常なほどの執念をみせる。

＞本名の由来
SECRET.　8巻2話（通算31話）公開予定。

　　