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無断転載禁止。Reproduction Prohibited.
注:ここに記載された内容は、空亡著である小説『欲望の守護神』のための設定資料です。
すべてはフィクションであり、実在の個人・団体等にはいっさい関係ありません。
休暇
 本宮
 夏と冬に一週間ほど長期休暇、春と秋に連続休日がある。その間、業務がない寮生は外出外泊ともに自由となる。また、神修以下は食事制限から解放される。しかし自主的に守る者のため、献立は通常どおり用意される。五都木市の店舗、および食堂でも(規模縮小ながら)提供される。
 月曜日(祭事になれば火曜か水曜)は、業務時間が短縮され、道・課によっては休日となる。
 休暇申請(冠婚葬祭ふくむ)はいつでも可能とされるが、業務との兼ね合いが要求される。また、儀式に携わることが決まった神官は、よほどのことがないかぎり欠席は許されない。こと舞人・楽師は代役では難しいこともあり、欠席は処罰の対象となることがある。

 育児休暇:原則として男女とも一年間。その他、共働きの場合は申請すれば残業免除が考慮される。

 榊茂・宰神司:自身のスケジュールは自身で管理。休暇は作れるものの、神からの要請が全てにおいて優先される。

 分霊社
 必ずしも本宮に合わせない。土地の事情にあわせ、休暇日が設定される(例:北海道→冬が最長期休暇 沖縄→夏が最長期休暇)。

 日蛇本社
 通常企業とほぼ同じ休みが施行される。土・日・祭日が休日、盆・正月が長期休暇。

 休日出勤
 休暇・休日中に働いた神官(おもに厨房課・警備課・庶務課・儀式課)には、代休が用意される。
 現在では少なくなったが、急な葬儀などで儀式課神官の手が足りなくなった場合、都合のつく者(居残り寮生ふくむ)が出向くことがある。これも代休の対象となる。
面会制限
 境内(社務所・寮ふくむ)において、家族以外の者が特定の神官に面会許可を得ることは困難である(不可能ではない)。とくに舞人や楽師は、招かざる客の多さにいっそう厳しくなる。その判断は、通常であれば庶務課の課長がおこなう。しかし、申し出の内容や相手の社会的立場により判断がつかない場合は、社務道長や神司の指示を仰ぐこともある。
 本人が出向くことをふくめ、境内の外であれば制限はない。ただし、境内→神官専用バスまで、および神官駐車場の出入り口は警備課の警備範囲にふくまれる。そうした場所において通行の邪魔になるほどたむろした場合、最悪は警察へと引き渡される。また、神官がストーカー被害にあった場合、程度によっては保護のために寮でかくまうことがある。