index top 本宮の構造
無断転載禁止。Reproduction Prohibited.
注:ここに記載された内容は、空亡著である小説『欲望の守護神』のための設定資料です。
すべてはフィクションであり、実在の個人・団体等にはいっさい関係ありません。
月蛙喫茶アイコン 月蛙喫茶
月蛙喫茶位置

月蛙喫茶一階

月蛙喫茶二階


 げつあカフェ、と読む。一階が洋室、二階が和室。かつての社務道厨房課の課長、蓮沼啓介が独立し、妻・田桜恵子と、ほか四人の仲間ともに建てたレストラン(カフェとは名ばかり)。
 日蛇神社周辺には(聖山そのものが日蛇の所有物なため)飲食店がない。神官(神修以上)が外食するにも、また客人や恩師を囲んで宴会をするにも、麓まで下りねばならない。どうせなら一般観光客も受け入れられる規模の食事処を――。そんな計画が日蛇で持ち上がった時、彼がオーナーシェフとして立候補した。自身の力を試したいからと日蛇の援助を断り、相応の苦労のすえ現在の店舗を築く(土地は日蛇からの借地)。
 月蛙とは日蛇のもじり(日→月、蛇→蛙)であるほか、蛙が(蓮沼の名である)蓮の沼にふさわしい動物とされることから。
 店内には売店があり、日蛇にゆかりの土産物や菓子、月蛙喫茶のオリジナル商品が揃う。ステージは、元楽師である妻(フロアチーフ)の発案。彼女がピアノなどを弾くほか、日蛇の客人が神官とともに小演奏会を催すことがある。南側の一階には緑豊かなオープンテラスが、二階テラスには梢の上を展望できる野点席がある。北側二階テラスには遥拝所があり、拝殿の方向に祠が祀られている。参道の階段が上れない信者・観光客が参拝する。
 肝心のメニューは、和洋中折衷でファミレスに近い。予約さえ入れれば(資料があれば)なんにでも挑戦してくれると好評である。




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